「言語翻訳」や「PDF設計書の作成」について設定を追加する時、多くの場合は対象ライブラリが異なるだけでその他の設定については既存のものを流用する場合が多いと思います。

このような作業の手間を省くために、今回新たに追加されたのが「設定の一括作成」です。

「設定の一括作成」を使用すると、既存の設定を元に関連する設定をまとめて作成することができます。例えば基本的な設定が出来上がったら、その設定を元にライブラリ毎の設定を簡単に増やすことができます。

大量の設定できあがると実行するのも大変ですが、「設定の一括作成」には作成した設定を元にバッチを作成する機能が用意されていますので、スケジューラへの組み込みや一括実行も手間なく行うことができます。

新たにオブジェクト情報が付加された管理資料の原紙が３６種類追加されました。

それぞれの原紙ではそれぞれのメンバーソースに対してオブジェクト名の他に保管先のライブラリ名、変更日や最終使用日、使用回数が付加されますので、ソースとオブジェクトの情報をまとめて閲覧することができます。なお情報量の増加に伴い、いずれの原紙も用紙サイズはA3横になります。

「簡易問い合わせサーバー」は、Trinityの持つ様々な情報に対してWebブラウザーからアクセスする環境作りを支援する機能です。

「簡易問い合わせサーバー」自体はサーバー機能ですが、サンプルの「簡易問い合わせサイト」が用意されていますので、すぐに機能を試すことができます。

利用時の注意点として、本機能は社内開発者向けの情報提供に絞った簡易ソリューションとしての利用を想定しているため、運用環境についても社内のセキュアなネットワークでの利用を前提としています。そのため、例えば社外向けネットワークへの接続や大規模ユーザーの利用は想定されていませんのでご注意下さい。