CLのファイル操作で使用されるコマンドについてキーワード毎の処理(更新や入力など)を定義するための画面です。 システムにより使用されるコマンドには偏りがありますので、この画面で定義を追加することでより正しい情報になるようユーザーが独自にカスタマイズを行えます。
初めに抽出を行いたい辞書フォルダを選択して実行ボタンをクリックします。
しばらくすると抽出が完了して表示がコマンド一覧に切り替わります。
抽出されたコマンド一覧からパラメータに登録されていないコマンドを探し出してパラメータファイルに貼り付けます。
抽出された直後は全ての処理が「更新(U)」になっていますので、適時変更を行ってください。
ここではパラメータファイルのフォーマットについて説明します。
行頭に「;」の行はコメント行で、それ以外の行がパラメータの行になります。フォーマットは以下の通りです。
コマンド, キーワード, 処理, 条件式
複数のキーワードを定義する場合はコマンドをスペースにします。また処理は6種類用意されています。処理と文字の対応は以下の通りです。
実際の定義例は以下のようになります。
CPYF ,FROMFILE ,I
,TOFILE ,C
上記はCPYF(コピーファイル)コマンドの例です。FROMFILE 句で指定されるファイルはコピー元のファイルであるため「入力(I)」として定義を行いました。
またTOFILE 句で指定されるファイルはコピー先のファイルであるため「作成(C)」として定義を行いました。
もし「コピーファイルのコピー先は出力として扱いたい」ということであればTOFILE 句の処理を「出力(O)」に変更することで対応できます。
続いては条件式の定義例です。
OVRDBF ,FILE ,C
,TOFILE ,I
,MBR ,I,(FILE = 'INPUT') or (FILE='OUTPUT') then TOFILE=MBR
上記の例ではMBR 句に条件式が設定されています。この条件式ではFILE 句で「INPUT」か「OUTPUT」が設定されていた場合にTOFILE 句の値にMBR 句の値が代入されます。
なおパラメータファイルの内容は翻訳対象情報の作成時に使用されます。その為、パラメータファイルの変更結果を反映したい場合には翻訳対象情報の作成を行ってください。