従来「Excel設計書の作成」のセル形式で設計書を作成した場合のみ出力できた日本語化資料が言語翻訳でも作成できるようになりました。
今回のバージョンアップに伴い、対象となるDDSが画面/帳票だけでなくファイルも含まれるようになりました。
なお「Excel設計書の作成」では従来通り言語翻訳側の設計書が不要な日本語化資料を作成できます。日本語化資料についてはオプション設定の[セル作成]タブ→[INIファイルの編集]で設定できます。
例えば下記の設定では言語翻訳の設計書を使用せずに「Excel設計書の作成」固有の形式で作成を行います。
詳細についてはマニュアルを参照して下さい。
新たに「RPGソース日本語化」で「全ソース翻訳」が追加されました。
「全ソース翻訳」は現在の翻訳対象となるメンバーソースを一括で資料化する機能です。簡単な操作でRPGソースの日本語化資料が欲しい場合に便利です。
詳細についてはマニュアルを参照して下さい。
フィールドネットで「/FREE」を使用したコードを検索できるようになりました。なお自由構文の参照/更新判定は複雑なため、
現状では代入を伴う式の最初のフィールドが更新フィールド、他は全て参照フィールドとして判断されます。
また今回の機能修正により拡張演算2の記述について構文解析が改善されたため、従来より正確な参照/更新判定が行えるようになりました。
更にこの影響でフィールドネット辞書のサイズが縮小しています。
1.開始位置に1,終了位置に長さが設定されるようになりました。 |
2.桁数に長さが設定されるようになりました。なお自動判定のため属性は「A」が設定されます。 |
① | オプション設定の追加 | ||
新たに以下の6つの定義を追加しました。 | |||
・ | REFFLD追加 | ||
Trueが設定された場合、キーワード「REFFLD」の日本語化を行います。 | |||
・ | ログ出力 | ||
Trueが設定された場合、メンバーリスト毎に使用されるキーワード一覧をログとして出力します。 ログは「DDS2JPN_LOG」フォルダに保管されます。 | |||
・ | ANDテキスト | ||
日本語化テキストをAND条件でつなぐ場合に使用される文言を設定します。 | |||
・ | ORテキスト | ||
日本語化テキストをOR条件でつなぐ場合に使用される文言を設定します。 | |||
・ | 選択テキスト | ||
「選択/除外」の「選択」で使用される接尾語を設定します。 | |||
・ | 除外テキスト | ||
「選択/除外」の「除外」で使用される接尾語を設定します。 |
② | 置き換えパラメータの条件の拡張 |
新たな条件として「is」を追加しました。「is」は値の種類判定で、「%P1 is num」などと記述すことで値が数値か判定できます。 |
③ | 変数の変更 |
新たに「%DT」を追加しました。これは仕様書のタイプ(17桁目の値でR=レコードやS=選択、O=除外など)を表します。 また「%D」については「ファイル」を表す値として新たに「F」が追加されました。 |
対象となる管理資料 | ファイル一覧表 画面一覧表 帳票一覧表 |
修正した入力画面 | ファイル一覧 ファイル一覧O 画面・帳票一覧 画面・帳票一覧O |
修正した原紙 | ファイル一覧表(横) ファイル一覧表(横)O 画面一覧表(横) 画面一覧表(横)O 帳票一覧表(横) 帳票一覧表(横)O |
① | MakeFlg |
Trueが設定された場合、日本語化資料を作成します。 |
② | Title_F |
ファイル用の日本語化資料のカラムタイトルをTAB区切りで設定します。 |
③ | GensiName |
言語翻訳側で作成される日本語化資料の原紙名称です。Excel設計書用の日本語化資料を作成する場合、 ここで設定された原紙名称の設計書が作成されなくなります。 |
④ | FileGensi |
ファイル用の日本語化資料を作成する時、ここで設定された原紙の隣に日本語化資料が作成されます。 |