Trinityのオブジェクト関連ツールではIBM i(AS/400)の標準コマンドをFTP経由で発行することで様々な情報を取得します。 「FTPパラメータの作成」では、そのために必要なFTP接続に関する設定を行います。
初めにメニューから「FTPパラメータの作成」を起動します。新しい接続先を作成しますので[追加]ボタンをクリックします。
新しいFTPパラメータ名を入力して[OK]ボタンをクリックします。
FTPパラメータの設定を行います。
ホスト名はIPアドレスでかまいませんが、名前が解決されていれば直接ホスト名を設定することもできます。ユーザーIDとパスワードはFTP経由でのコマンド発行に使用されます。通常はQPGMR以上の権限のある物を設定してください。「パッシブモードで転送を行う。」は必要に応じてチェックを行って下さい。ワークLIBとバージョンは、御社の環境に合わせたものを設定します。
設定が完了したら接続チェックを行います。画面左上の[F4:接続チェック]ボタンをクリックして下さい。接続成功のメッセージが表示されたらOKです。
続いて[F5:パラメータの作成]ボタンをクリックしてDSPFFDパラメータの作成を行います。
「DSPFFDパラメータ」は、IBM i(AS/400)から転送されたオブジェクト情報をPC側のデータベースに展開するために使用される最も基礎となるパラメータファイルになります。
ボタンをクリックすると「DSPFFDパラメータの作成」画面が表示されますので、「サンプルファイル」を設定して[取得]ボタンをクリックします。
サンプルファイルはIBM i(AS/400)側のファイルで、LIB/FILE形式で設定します。DSPFFDパラメータの補正に使用されるだけなので、基本的にファイルであればなんでもかまいません。上記の例ではQGPLライブラリに作成されたメンバーリストのファイル(DOCDDS)を指定しています。
※指定するファイルはサイズの小さなものを指定するのがベストです。
取得が完了すると画面上に取得したファイルの内容が表示されます。
基本的にツール側で自動調整を行いますが、もし表示にズレがある場合はレコード長の値を調整してください。ズレがなければ[作成]ボタンをクリックします。確認メッセージが表示されますので、宜しければ[はい]ボタンをクリックします。
画面が閉じて最初の画面に戻りますので、[保管]ボタンをクリックしてFTPパラメータを保管します。